
紫外線と熱 髪への影響
紫外線、高温、湿気、エアコンの乾燥などで、一年間のうち一番髪のダメージを促進させるのが実はこの時期、夏なのです。 髪にとって一番悪影響なのはUV-Bと言われる、A波よりも強いエネルギーを持つ紫外線B波。メラニン色素を分解しキューティクルを壊し、たんぱく質や水分が流出しパサパサの髪になってしまいます。 日焼けを起こした髪は、肌のように血管も細胞もないために元には戻りません。 色素が薄くなり艶も消え、枝毛や切れ毛の原因になります。 また、汗に含まれる塩分も、髪はゴワゴワしひっかかりやすくなります。 夏場は汗をかいて、髪型も崩れやすいので、つい結んでしまいますが、においもこもり同じ位置で長時間引っ張られるために痒みが起こりやすくなります。 ついポリポリと掻いてしまって、頭皮湿疹を悪化させることにもつながります。 夏場は地肌も疲れていますから、当然抜け毛も増えるところに、結んだままで、抜け落ちることがなく、洗ったときに大量に抜けた気がするのです。 ショートスタイルでも同じ、汗をかいて塩分が髪に伝わると、ゴワゴワしているため櫛通りも悪く留まってしまいます。

間違いだらけのシャンプー&リンス剤に有効的な使い方
本来のシャンプーという言葉は「洗う」という意味ですが、もともとの語源は17世紀ごろのヒンズー語からきていて、香油を使ってマッサージをするという意味でした。 18世紀頃英国に伝わり、イギリス南部のリゾート地の浴場で頭部マッサージが始まり、イギリス皇室にも認められるようになったということです。 その後、石けんが開発され汚れ落としのために使用したことから、現在の頭を洗うことがシャンプーというようになりました。 従来シャンプーするということが、最近は過剰広告のおかげで、髪を守るとか艶を出すとか、物理的にあり得ないことを誤魔化し販売しているように思えてならないのです。 シャンプーとは汚れを落とすことなのですが、こういった広告では自分の体から出てくる皮脂も汚れのように言っているように感じられます。皮脂は人体構造の上では外部からのバリアの役目をしています。 皮脂は、外的から守るために皮膚上に皮膜を作るためにホルモンが刺激を受けて脳に伝達し分泌されます。気温が低く皮膚が収縮し乾燥していれば多く排出しようとします。 空気が乾燥して髪もぱさついているのに、皮脂が必要

美容室難民にならないために
せっかく美容室に行っても、髪形のオーダーが旨く伝わらない、ということはありませんか。 髪型を変えたいと思ってもなかなか思うようにいかないと思ったことはありませんか。
失敗しないオーダーのコツをご紹介しましょう。
私たち美容師の側でも、いろいろなタイプの美容師さんがいて、まず入店すると美容師さんを指名しなければならないところから始まります。
いつもの美容師さんならば、何も言わなくてもいつもと同じにしてくれて安心ですが、それでも髪型を変えたいときなどに困ってしまうことも多いと思います。 ましてや初めて行く美容室では、美容師さんの選びようがないので、結局、店長さんやベテランの方にお願いするのですが、その場合でも、椅子に腰掛け鏡を見ながら問診が始まります。
初めての人との会話が苦手で旨く伝えることが出来ず、結局、言われたままになったり、希望と違ってもいえないまま、終了~。ということもしばしばなのでは?
さて、美容師側としては、ベテランにしても、中堅にしても、お客様の希望を引き出すところからの問診が始まるわけですが、一番困るのは芸能人などの名前を出されるこ

夏の石けん作り
湿度気温が高くなると、オリーブオイルは豊富な石けんは大変溶けやすいのでお気をつけくださいと、皆様に申しております。 保管は冷蔵庫の野菜室など冷暗所へ、ご使用中のものはユニットバスなど密閉空間では夏場は特に溶けやすいので、浴室外にお出しくださるようにお願いしております。 石けんは、混ぜ始める温度や24時間の保温、1か月間の熟成と温度管理に気を使います。 冬は冷めないようにタオルでくるみ発泡スチロールへペットボトルにお湯を入れ24時間キープします。熟成は常温ですがあまり寒いと色がうまく出なかったりします。 反対に夏は混ぜ合わせる前の温度をそろえるのが難しく、24時間で固まりにくくなります。 熟成はお店にもってきて、風通しの良い場所で保管していますが、夏の湿度の高い時は帰り際にエアコンをタイマーかけて帰ります。 翌日出勤すると、外の湿気との差にほっとするくらいに湿度に気を使います。 このように、気温や湿度管理に左右される石けん作り。 いつも同じものができるように心がけています。 お買い上げくださる皆様も、保管が少し面倒ですが、安定剤や保存料などを使わな