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間違いだらけのシャンプー&リンス剤に有効的な使い方




本来のシャンプーという言葉は「洗う」という意味ですが、もともとの語源は17世紀ごろのヒンズー語からきていて、香油を使ってマッサージをするという意味でした。

18世紀頃英国に伝わり、イギリス南部のリゾート地の浴場で頭部マッサージが始まり、イギリス皇室にも認められるようになったということです。

その後、石けんが開発され汚れ落としのために使用したことから、現在の頭を洗うことがシャンプーというようになりました。

従来シャンプーするということが、最近は過剰広告のおかげで、髪を守るとか艶を出すとか、物理的にあり得ないことを誤魔化し販売しているように思えてならないのです。

シャンプーとは汚れを落とすことなのですが、こういった広告では自分の体から出てくる皮脂も汚れのように言っているように感じられます。皮脂は人体構造の上では外部からのバリアの役目をしています。

皮脂は、外的から守るために皮膚上に皮膜を作るためにホルモンが刺激を受けて脳に伝達し分泌されます。気温が低く皮膚が収縮し乾燥していれば多く排出しようとします。

空気が乾燥して髪もぱさついているのに、皮脂が必要以上に分泌される現象は、合成界面活性剤や残留アルカリなどが原因です。頭皮に残留した成分が皮脂をどんどん分解するため、毛根、皮下組織がそれを補おうとして分泌を促進するからです。

問題なのは髪ではなく、合成界面活性剤や残留アルカリが毛根とその周りにある表皮、真皮層、皮下組織へおよぼす影響です。

夏場、汗を多くかいて、皮脂が汗と体温にて酸化し嫌なにおいになり、洗いたくなる。 ちゃんと洗ったのに、乾かしているとまだ 臭いが残っているという経験は無いでしょうか?

気温が高いと血管が膨張し体内の汗を放出します。すると毛穴が開きっぱなしになり、ついで汗により皮脂も流されるため、さらに分泌しようとするわけです。 体温も酸化を進めるため、腋臭などの悪臭の原因になるのです。

その臭いの原因となる皮脂と酸化した物質を洗い流すのがシャンプーのはずなのですが、なぜ、臭いが残るのでしょうか?

それは、シャンプーのゆすぎが十分でないためなのです。シャンプーの成分が表皮はもとより毛根内や、真皮にまでスポンジで吸い込んだように残るのです。 それが皮脂の分泌に拍車をかけるのです。

その上、トリートメントなどのすすぎも十分行われなければ、さらに酸化を起こし悪臭の原因になります。

充分なすすぎできていますか。

温泉などで公衆浴場に行った際見かける光景なのですが、シャンプーしている人を眺めていると、ほとんどの人が十分なゆすぎをやっていません。シャンプー剤が残留してしまいます。

ロングヘアーの人などが毛と毛をこすり合わせていたり、シャンプー中にブラシでがりがりと地肌をこする様子を見ると目を覆いたくなります。 髪の毛は、神経が通っていないため、抜け始めても痛んでも気が付きにくいのです。

やらなければいけないことをやらずに、やってはいけないことをご丁寧に全部やっているのですね。

シャンプー剤は、薄めて使うのも効果的です。

シャンプー剤は頭頂部にどっさりとつけず、たくさんのお湯を含ませた状態で泡立て、少量ずつ手のひらにのばし、お湯を足して部分ごとに洗います。全体にしっかり泡立ったらさらにお湯を足しゆすぐ前に泡を薄めます。

ゆすぎは「もういいかな」と思った時点から、その倍の時間をかけてすすぐ。これが洗い残りを防ぐコツです。

剥がれ落ちそうになっている表皮、つまりフケなどをシャンプー前に取り除き、血行をよくして毛穴が開きやすい状態にしておきます。ブラッシングや頭皮マッサージ、頭皮を十分濡らしてふやかすと汚れが浮き血行が良くなって毛穴が開きます。 

さらに爪を立て強く洗わないこと。 頭皮は顔の皮膚と同じ構造です。洗顔時、爪をたてて顔を洗う人は居ません。

髪と髪をこすらないこと、すり合わせるなどもってのほかです。

髪の毛はどんなに長くても、地肌を洗ったときの泡が流れ落ちるときにちゃんと汚れを落としてくれます。 ゆえに、髪の毛にはシャンプーをつけず、 髪を洗うではなく、地肌を洗うのです。 そして十分なすすぎです。


リンス剤の有効的な使い方

さてリンスは本来すすぐと言う意味があります。パックは補修、コンディショナーは整える、トリートメントは修復する。

シャンプーで落とされたのは汚れだけでなく、自分の健康な皮脂まで落としています。顔の洗顔後に肌が突っ張る感じ、急激に乾燥しているためですが、顔には化粧水や乳液をつけますね、それと同じく、地肌にも、油分を補う必要があります。

トリートメントはすぐに流してしまっては意味がありません。5分ほど暖め浸透させ、余分なトリートメントが残らないようにしっかりゆすぎます。このときに、毛先の汚れも融合して落ちていきますので、毛先にシャンプーをつけないというのはここにも理由があります。

そして、万が一残ってしまっていたシャンプー剤も、このトリートメントを浸透させ流すことできっちり落とすことが出来ます。あえて言えば、たいした汚れでなければシャンプー剤を使わず、トリートメント剤だけで、汚れを落とすという手もあります。クレンジング効果も期待できます。

叩くようにタオルドライをして、ドライヤーで乾かし寝るまでにはしっかり乾いていたほうがベストです。

ぬれた状態で枕にすれると髪も痛み、地肌もふやけたままでいると、ますます乾燥が進みます。

以上にあげた項目を守るだけで、かなりの抜け毛は減ります。 本来抜けなくてもよい毛が、抜けずに済みます。髪の痛みも絡まりの原因になり、無理な脱毛に繋がります。

乾燥やフケ、頭皮湿疹などのトラブルは毎日のシャンプーがかなめです、少し長くゆすぎをしてみてください。

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